たつみ 都志 / 武庫川女子大学文学部日本語日本文学科教授、NPO法人 潤 Jun 理事長、芦屋市谷崎潤一郎記念館 副館長
文学と場所をキーワードに文学の立ち上がる空間にこだわって近代文学を解読する。1974年から谷崎文学研究を始め、77年からまだ明らかにされていなかった関西における谷崎の動向を追求し始める。「転居魔谷崎」の旧宅をくまなく調べ、作品の舞台を踏査して1985年「ここでやすやろ谷崎はん〜谷崎潤一郎・関西の足跡〜」を著した。「細雪」の舞台である神戸市東灘区の谷崎旧邸の保存運動を地元住民ともに進め、1990年「倚松庵(いしょうあん)」と名付けて移築保存に成功。
また、阪神大震災で全壊した、谷崎潤一郎が自らデザインした唯一の家を「鎖瀾閣(さらんかく)」と名付けて地元の住民とともに復元運動を始め、現在も活動中。