大阪市住吉区の住吉大社で26日、開かれた「第2回俵万智の源氏ロマン吟行会」。午前中から気温30度を超える猛暑となり、約150人の参加者は額の汗をぬぐいながら境内を巡り、思い思いに歌を詠んだ。
吉祥殿でのミニトークで俵さんは「事前に勉強してきたことはひとまず忘れ、この場で出会う何かを大切にして歌を詠んで下さい」と呼びかけた。参加者は、「太鼓橋」として知られる反橋(そりばし)や国宝の本殿、特別に公開された神館などを散策。滋賀県高島市の主婦岡田晶子さん(67)は「歌を作っている間は集中し、暑さを忘れていました。あこがれの俵さんにも声をかけてもらい、本当に幸せな時間でした」と感激していた。
表彰式では、「海水のにほひもれくる手水舎(てみずしゃ)に 絵を描(か)く人が水くみにくる」と詠んだ光源氏賞の奈良県生駒市の主婦山口泰子さん(59)、「吟行のわれらに手本示すごと 鴨のひく水脈(みお)四すじつづけり」としたためた大津市の主婦島寺洋子さん(59)らに、俵さんから賞状が贈られた。他の受賞者は次の皆さん。
▽紫の上賞 三宅裕子(堺市南区)、花田智佳子(大阪府泉佐野市)、須納瀬敏子(大阪府大阪狭山市)
▽藤壺賞 三宅光子(大阪市住之江区)、野稔(滋賀県日野町)、木下朋美(大阪市阿倍野区)
▽住吉大社賞 高井千代子(大津市)、金井君子(大阪府泉大津市)、吉河義則(奈良県葛城市)、西山ひろみ(大阪府池田市)、岡沢富美子(大阪府柏原市)